1. 既存の枠組み、価値観の外からもたらされる驚き

既存価値、経験を要していない素人になることで、新たな着想を得ることができます。これまでは、ゴールが確立していた中で、最大のパフォーマンスを上げるには、以下の方程式が重視される傾向がありました。

ゴール=(知識xフレームワークx経験)

未知なる領域、ゴールが変わる時代、経験を持ち合わせていない視座、価値観を取り入れることにより、今までの経験から導き出される方法ではなく、新たな視座から、環境の変化に対応することができるのです。

  • 現在の自分を手放すと、思ってもいなかった自分になれる。 老子

2. 対立した分野からもたらされる驚き

複数な性質を持ち合わせる人間は、どの方向から光を当てるかで見るものが変わってきます。さまざまな視点から考え、価値観の対立を克服することで、自分自身、また、他者との共通理解を生み出すことが可能です。また、主張(コンセプト)を生み出す源泉に対立構造を作り出すことにより、物事の本質へたどり着くことができます。つまり、既成概念から脱却するために、意図的に二律相反な視座から矛盾(相関)を作り出し、新たな驚きを創造します。

  • A rolling stone gathers no moss. 転がる石には苔が生えぬ。イギリスでは、職業や住まいを転々とすることは、成功できないという意味。一方、アメリカでは、積極的に動くことで成功を掴むポジティブな意味。

3. 知ることにより、知らない領域がもたらされる驚き

「黒を一番認識させる方法は?」の問いには、白を際立たせることにより、黒が引き立つと回答します。このように、未知の領域、アイデアを得るためには、「知っている領域」を際立たせることができます。つまり、あらゆる知識の点を結合することにより、大きな円を形成し、その外円に新たな驚きが導き出されます。

  • 「知は無知である」

われわれの知識は闇夜のろうそくのように、光が弱くその周辺しか明るくないのと同じように、われわれの知識はその力が弱い。つまり、知を得ることにより、暗闇(無知)を知り、探究することができる。 ニコラウス・クザーヌス